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25年を経過したコモンシティ星田の今

2017年7月5日[ケヤキの見える窓辺]

コモンシティ星田に住んで25年になる。コモンシティ星田について簡単に説明をします。

大阪府交野市のミニゴルフ場跡地に大々的なニュータウンを計画され、戸建住宅やマンションなどの複合的な街づくりが行われました。大きくは5つのゾーンに分かれてそのうち2つのゾーンはコンペ形式でまちづくりが提案された。

 屋久島2

私の住む大阪府住宅供給公社のゾーンは戸建住宅群、もう一つはマンションであった。痕のゾーンはハウスメーカーS社の戸建住宅群や残り2つは公的機関の集合住宅群である。

 

町全体は道路・公園など全体計画がなされている。私の住むゾーンは生駒の湧水を汲んであちこちに張り巡らされた水路に流されている。この町の特徴は全体計画がしっかりしていて宅内道路が広く余裕をもってつくられていて、外構計画に十分な予算がつぎ込まれていて通常の小規模な民間の宅地開発とは大きく異なる。

屋久島8

生駒の北斜面ではあるが日当たりは申し分ない。町内のあちこちに散歩道が設けられ家を一歩出るとちょっとしたハイキング気分で散歩できる。緑も豊かであちこちで野鳥のさえずりを聴く。最寄りの駅までは徒歩で10分余りかかるが駅前と空気と温度が違うのを肌で感じる。

 

水路も傾斜地に流れるので渓流のような水音がする。私の家は水路が脇に流れているので家の中にいても流水音が聞こえる。

 

ニュータウンの欠点は町が新しすぎて落ち着かないところにある。25年を経過した現在は当時の樹木も成長し経過した時の形跡をあちこちで見ることができ、落ち着きを増した。

ただ広場に張られたタイルも経年変化で割れたりしているところが見受けられる。

屋久島11 海がめの赤ちゃん誕生

私の住んでいるゾーンは世帯の入れ替えも順調で通常の二―タウンのようにお年寄世帯ばかりではなく適当に子育て世帯も入ってきている。入居当初は全国の大学からの見学が絶えなかったが今はほとんどない。私の住むゾーンは街並みで「村野藤吾賞」をいただいている。

 

町の施設はコンペ当初に計画された使い方はされていないが25年経過した今それなりに落ち着いた感があり住民の不満はないと思う。やはり町の財産は個々の家ではなくその外構計画にあると思う。S先生の素晴らしい計画に感謝している。

※写真は世界自然遺産登録前に行った屋久島の風景 ウミガメの孵化にも立ち会えた

 

 

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